宇部市議会 > 2019-10-03 >
10月03日-06号

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  1. 宇部市議会 2019-10-03
    10月03日-06号


    取得元: 宇部市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    令和 元年 9月定例会(第3回)令和元年 9月(第3回)宇部市議会定例会会議録 第6号議 事 日 程 (第6号)        令和元年10月3日(木曜日)───── 午前10時開議 ─────第1 会議録署名議員の指名第2 議案第77号から第79号まで及び第87号について(文教民生委員会委員長報告、質疑・討論・表決) 議案第 77号 宇部市印鑑の登録及び証明に関する条例中一部改正の件 議案第 78号 宇部市災害弔慰金の支給等に関する条例中一部改正の件 議案第 79号 宇部市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例中一部改正の件 議案第 87号 工事請負契約締結の件(藤山小学校屋内運動場改築建築主体)工事)第3 議案第80号から第85号まで及び第88号から第92号までについて(産業建設委員会委員長報告、質疑・討論・表決) 議案第 80号 宇部市営駐車場条例廃止の件 議案第 81号 宇部市特別会計設置条例中一部改正の件 議案第 82号 宇部都市計画事業小串土地区画整理事業施行規程中一部改正の件 議案第 83号 宇部市水道条例中一部改正の件 議案第 84号 宇部市下水道条例中一部改正の件 議案第 85号 宇部市企業職員の給与の種類及び基準を定める条例中一部改正の件 議案第 88号 工事請負契約締結の件(宇部市新庁舎1期棟新築(建築主体)工事) 議案第 89号 工事請負契約締結の件(宇部市新庁舎1期棟新築(電気設備)工事) 議案第 90号 工事請負契約締結の件(宇部市新庁舎1期棟新築(機械設備)工事) 議案第 91号 宇部市水道事業会計の剰余金の処分の件 議案第 92号 宇部市下水道事業会計の剰余金の処分の件第4 議案第71号から第76号まで及び第86号について(総務財政委員会委員長報告、質疑・討論・表決) 議案第 71号 宇部市消防団条例中一部改正の件 議案第 72号 宇部市会計年度任用職員の給与等に関する条例制定の件 議案第 73号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の制定に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件 議案第 74号 宇部市職員の退職手当に関する条例中一部改正の件 議案第 75号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の制定に伴う関係条例の整理に関する条例制定の件 議案第 76号 宇部市税賦課徴収条例等の一部を改正する条例制定の件 議案第 86号 物品購入の件(小型動力ポンプ付積載車2台)第5 議案第53号から第70号までについて(予算決算委員会委員長報告、質疑・討論・表決) 議案第 53号 平成30年度宇部一般会計歳入歳出決算認定の件 議案第 54号 平成30年度宇部公共用地造成事業特別会計歳入歳出決算認定の件 議案第 55号 平成30年度宇部食肉センター事業特別会計歳入歳出決算認定の件 議案第 56号 平成30年度宇部介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定の件 議案第 57号 平成30年度宇部国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定の件 議案第 58号 平成30年度宇部後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定の件 議案第 59号 平成30年度宇部農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定の件 議案第 60号 平成30年度宇部中央卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定の件 議案第 61号 平成30年度宇部地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定の件 議案第 62号 平成30年度宇部市営駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定の件 議案第 63号 平成30年度宇部水道事業会計決算認定の件 議案第 64号 平成30年度宇部下水道事業会計決算認定の件 議案第 65号 平成30年度宇部交通事業会計決算認定の件 議案第 66号 令和元年度宇部一般会計補正予算(第3回) 議案第 67号 令和元年度宇部介護保険事業特別会計補正予算(第1回) 議案第 68号 令和元年度宇部国民健康保険事業特別会計補正予算(第1回) 議案第 69号 令和元年度宇部水道事業会計補正予算(第1回) 議案第 70号 令和元年度宇部下水道事業会計補正予算(第1回)第6 意見書案第1号について……(総合審議) 意見書案第1号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書第7 議員派遣の件────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程の全部────────────────────────────────────────出席議員(28名)      1番  浅 田   徹 君      2番  藤 井 岳 志 君      3番  大 石 文 女 君      4番  氏 原 秀 城 君      5番  青 谷 和 彦 君      6番  唐 津 正 一 君      7番  早 野   敦 君      8番  芥 川 貴久爾 君      9番  時 田 洋 輔 君     10番  荒 川 憲 幸 君     11番  山 下 則 芳 君     12番  重 枝 尚 治 君     13番  城 美   暁 君     14番  高 井 智 子 君     15番  黒 川 康 弘 君     16番  河 崎   運 君     17番  山 下 節 子 君     18番  志 賀 光 法 君     19番  安 藤   巧 君     20番  鴻 池 博 之 君     21番  岩 村   誠 君     22番  田 中 文 代 君     23番  笠 井 泰 孝 君     24番  猶   克 実 君     25番  兼 広 三 朗 君     26番  新 城 寛 徳 君     27番  長谷川 耕 二 君     28番  射 場 博 義 君────────────────────────────────────────欠席議員(0名)           ────────────────────────────────────────説明のため出席した者       市長                久保田 后 子 君       副市長               末 次 宣 正 君       常勤の監査委員           床 本 隆 夫 君       教育長               野 口 政 吾 君       上下水道事業管理者         和 田 誠一郎 君       交通事業管理者           大 谷 唯 輝 君       総合戦略局長            安 平 幸 治 君       防災危機管理監           栢   耕太郎 君       政策広報室長            正 木   弘 君       総務財務部長            片 岡 昭 憲 君       観光・シティプロモーション推進部長 庄 賀 美和子 君       市民環境部長            藤 崎 昌 治 君       健康福祉部長(福祉事務所長)     中 野 加代子 君       こども・若者応援部長        上 村 浩 司 君       商工水産部長            三 戸 敏 彰 君       都市整備部長            小 森 和 雄 君       北部・農林振興部長         廣 中 昭 久 君       教育部長              佐 野 恵 子 君────────────────────────────────────────事務局職員出席者       局長                山 﨑 泰 秀 君       次長                西 丸 太佳夫 君       議事総務課長            谷 山 豊三郎 君       議事総務課副課長          池 田 篤 史 君       議事総務課副課長          岩 本 浩 志 君       書記                川 村 真由美 君       書記                糸 永 真奈美 君───────────────────────────────────────────── 午前10時開議 ───── ○議長(射場博義君) おはようございます。これより、本日の会議を開きます。    〔諸般の報告〕 ○議長(射場博義君) この際、事務局から諸般の報告をさせます。 ◎事務局次長西丸太佳夫君) 報告いたします。 本日の出席議員数は28名であります。 次に、10月2日付をもちまして、各常任委員長から、付託事件に対する審査報告書を受理いたしました。 次に、付議事件の追加提出について申し上げます。 本日付をもちまして、山下節子議員提出、4人の賛成議員による厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書案の提出がありました。 以上で、報告を終わります。 ○議長(射場博義君) 以上で、諸般の報告は終わりました。──────────────────────────────────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(射場博義君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、新城寛徳君、藤井岳志君を指名いたします。──────────────────────────────────────── △日程第2議案第77号から第79号まで及び第87号について(文教民生委員会委員長報告、質疑・討論・表決) ○議長(射場博義君) 次に、日程第2、文教民生委員会から報告のありました議案第77号から第79号まで及び第87号の4件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。黒川文教民生委員長。    〔15番 黒川 康弘 君 登壇〕 ◎15番(黒川康弘君) ただいま議題となりました議案第77号宇部市印鑑の登録及び証明に関する条例中一部改正の件外3件について、付託されました文教民生委員会の審査の結果及び審査の概要を御報告申し上げます。 まず、審査の結果ですが、議案第77号から第79号まで及び第87号の4件については全会一致をもって、本日お手元に配付の委員会審査報告書に記載のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 議案第87号についてです。 本案は、藤山小学校屋内運動場改築建築主体)工事で、老朽化した屋内運動場を改築し、危険建物の解消を図るものであり、工事概要は、屋内運動場学童保育施設を合築し、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造2階建て、延べ面積1,404.28平方メートルを建設するものです。 その詳細としては、屋内運動場部分には、アリーナ、倉庫、ステージに加え、男女更衣室多目的トイレを新たに設置し、学童保育施設部分は2階建てとし、1階と2階に学童教室を設置する。また、1階のホール及び男女トイレ多目的トイレは複合施設の供用部分とする。 なお、当該施設を地域の避難場所として活用できるように、館内の体育器具の落下防止やガラスの飛散防止など、地震に対する安全性を確保し、停電時には発電機の使用が可能な設備を整備するとのことです。 それでは、本案に対する審査の過程でなされた主な質疑を申し上げます。 まず、当該屋内運動場改築に係る国の補助割合についてただしたところ、文部科学省の補助として、屋内運動場危険改築部分については3分の1、増築部分については2分の1、また厚生労働省の補助として、学童保育施設部分については3分の2となっているとのことでした。 次に、当該施設に災害時の非常用電源を確保しているかただしたところ、非常用電源は備えていないが、災害時等において、防災担当部署ディーゼル発電機を設置することから、これが接続できる設備を整備することとしているとのことでした。 次に、屋内運動場を地域の避難所として活用するのであれば、空調設備が必要であるが、設置の予定はあるかただしたところ、現時点でその予定はないが、設置は可能であるので、今後、検討していきたいとのことでした。 以上のような質疑がなされた後、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。 なお、本案に対する審査の過程において、一部委員から、屋内運動場を学童保育や避難所として活用するなど多機能性を持たせることはいいことであるが、防災機能を形式的に備えるのではなく、十分な役割を果たすことができる設備を設置いただきたいとの要望がなされたことを申し添えます。 以上が、本委員会における審査の概要です。 そのほかの議案につきましては、本席から特に御説明申し上げる事項はありません。 よろしく御審議くださるようお願いしまして、文教民生委員会の報告を終わります。ありがとうございました。 ○議長(射場博義君) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより、討論、表決に入ります。 議案第77号から第79号まで及び第87号の4件を一括議題といたします。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 ただいま議題となっています議案4件は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立全員です。 よって、議案4件は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △日程第3議案第80号から第85号まで及び第88号から第92号までについて(産業建設委員会委員長報告、質疑・討論・表決) ○議長(射場博義君) 次に、日程第3、産業建設委員会から報告のありました、議案第80号から第85号まで及び第88号から第92号までの11件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。時田産業建設委員長。    〔9番 時田 洋輔 君 登壇〕 ◎9番(時田洋輔君) それでは、ただいま議題となりました議案第80号宇部市営駐車場条例廃止の件外10件について、付託されました産業建設委員会の審査の結果及び審査の概要を御報告申し上げます。 まず、審査の結果ですが、議案第80号から85号及び第88号から第92号の11件についてはいずれも全会一致をもって、本日お手元に配付の委員会審査報告書に記載のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、審査の概要について申し上げます。 まず、議案第80号宇部市営駐車場条例廃止の件についてです。 本案は、民間の運営手法を活用し、効率的な利用促進と利便性の向上を図るため、市営駐車場事業を終了するものです。 それでは、本案に対する審査の過程でなされた主な質疑を申し上げます。 まず、寿町第一有料駐車場及び寿町第二有料駐車場は、当面、民間事業者手法による駐車場運営を続け、寿町第二有料駐車場については将来的に廃止、新町有料駐車場においては解体するとのことであるが、新庁舎建設に伴う庁舎周辺の駐車枠数の増減についてただしたところ、今後、寿町第二有料駐車場を廃止しても28台増となるとのことでした。 なお、新町有料駐車場の解体費の試算は、約7,150万円と見込んでいるとのことでした。 以上のような質疑がなされた後、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、本案は全会一致をもって可決すべきものと決定しました。 次に、議案第88号工事請負契約締結の件(宇部市新庁舎1期棟新築(建築主体)工事)、議案第89号工事請負契約締結の件(宇部市新庁舎1期棟新築(電気設備)工事)、議案第90号工事請負契約締結の件(宇部市新庁舎1期棟新築(機械設備)工事)についてです。 これは、新庁舎1期棟の新築にかかる、建築主体工事電気設備工事及び機械設備工事を行うものです。 これら3議案は関連がありますので、本委員会においては一括して審査いたしました。 それでは、3議案に対する審査の過程でなされた主な質疑を申し上げます。 まず、それぞれの工事の応札社数をただしたところ、建築主体については、代表者3社、市内業者7社。電気設備については、代表者4社、市内業者4社。機械設備については、代表者6社、市内業者2社とのことでした。 次に、新庁舎建設にあたって、地元企業が工事にかかわれるようにと商工会議所から要望書があったと思うが、どのような対応をなされたかただしたところ、入札公告において、建築主体工事の代表者は地元業者2社または3社、電気設備及び機械設備工事の代表者は地元業者2社との共同企業体の結成を条件とし、結果としてそれぞれの工事において地元企業が2社ずつ入っている。また、今回の入札では、総合評価方式を適用し、技術に加え、地元業者の活用による地域貢献に対する提案も評価することで、多くの地元企業が工事にかかわれるよう対応を行ったとのことでした。 次に、1期棟庁舎完成時の出入り口や非常口はどうなるのかただしたところ、立体駐車場側に2カ所のみとなるが、消防法、建築基準法に適合するように、敷地外までの避難通路等も含めて計画しているとのことでした。 以上のような質疑がなされた後、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、本案は全会一致をもって可決すべきものと決定しました。 なお、本案に対する審査の過程において、一部委員から、宇部市にとって世紀の一大事業なので、工事等はなるべく地元企業が携われるようにしてほしい。また、市制100周年のイベントや各部署によって繁忙期があるので、引越しのスケジュールはしっかり立てて進めてほしいとの要望がなされたことを申し添えます。 その他の議案については、本席から特に補足して御説明申し上げる事項はありません。 よろしく御審議くださるようお願いし、産業建設委員会の報告を終わります。 ○議長(射場博義君) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより、討論、表決に入ります。 まず議案第80号から第84号まで及び第88号から第92号までの10件を一括議題といたします。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 ただいま議題となっています議案10件は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立
    ○議長(射場博義君) 起立全員です。 よって、議案10件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第85号宇部市企業職員の給与の種類及び基準を定める条例中一部改正の件を議題といたします。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 議案第85号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立多数です。 よって、議案第85号は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △日程第4議案第71号から第76号まで及び第86号について(総務財政委員 会委員長報告、質疑・討論・表決) ○議長(射場博義君) 次に、日程第4、総務財政委員会から報告のありました、議案第71号から第76号まで及び第86号の7件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。岩村総務財政委員長。    〔21番 岩村  誠 君 登壇〕 ◎21番(岩村誠君) ただいま議題となりました議案第71号宇部市消防団条例中一部改正の件外6件について、付託されました総務財政委員会の審査の結果及び審査の概要を御報告申し上げます。 まず、審査の結果ですが、議案第71号、第75号、第76号及び第86号の4件については全会一致をもって、第73号及び第74号の2件については賛成多数をもって、第72号については可否同数のため委員長裁決をもって、本日お手元に配付の委員会審査報告書に記載のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、審査の概要について申し上げます。 まず、議案第72号宇部市会計年度任用職員の給与等に関する条例制定の件についてです。 本案は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律により、会計年度任用職員の給与等について条例を制定するものです。 それでは、本案に対する審査の過程でなされた主な質疑を申し上げます。 まず、本条例案の提出に当たり、職員団体との協議は整っているのかただしたところ、条例の内容については、職員団体と事前に団体交渉等を行い、確認をとり、条例案を提出することには合意を得ている。ただし、規則の詳細部分については、協議が整っていないものもあるため、引き続き協議をしていくとのことでした。 次に、会計年度任用職員へ移行することとなる現行の嘱託職員及び職員代替以外の臨時職員は、再度、公募による選考が必要とのことであるが、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律案に対する国の附帯決議において、会計年度任用職員への移行に当たっては、不利益が生じることなく適正な勤務条件の確保が行われるよう努めることとされていることに鑑み、市の裁量で経過措置を設けるなど、何らかの配慮はできないのかただしたところ、法律の改正により新しくできた職である会計年度任用職員の採用となるため、国のマニュアルを踏まえて、公募による選考を基本とする。また、改正法では、職員代替としての臨時的任用職員の任期が改正法の施行日をまたがる場合に対応した経過措置はあるものの、会計年度任用職員への移行における経過措置は定められていないことから、市独自にこの運用をすることは難しいとのことでした。 次に、会計年度任用職員は令和2年4月1日から任用となるが、職員の採用に至るまでの今後のスケジュールはどのようになるのかただしたところ、条例の可決と同時期に規則を定め、この制度を確定させて各所管課へ通知していく。市民へは、広報紙及び市のホームページへ掲載することにより周知を図りたいと考えている。 なお、各所管課においてはそれぞれ必要な職種を精査した後、採用にかかる準備をしていくこととなり、合否の決定は、通常、受験から1カ月以内には可能となるとのことでした。 以上のような質疑の後、本案に反対する立場から、会計年度任用職員制度そのものが非正規職員を固定化してしまうものであること、また、制度における市の運用が、国の附帯決議にもあるように、現行の職員から会計年度任用職員への移行に当たっては不利益な処遇を与えないことといった点が確保されているか不確かであり、反対するとの討論がなされました。 採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、可否同数のため委員長裁決をもって可決すべきものと決定しました。 次に、議案第73号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の制定に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件についてです。 本案は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律により、地方公務員法が一部改正されたことに伴い、所要の整備を行うものです。 本案に対しては、質疑の後、討論において、議案第72号に関連した条例改正のため、同様に反対であるとの反対討論がなされましたが、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、賛成多数をもって可決すべきものと決定しました。 次に、議案第74号宇部市職員の退職手当に関する条例中一部改正の件についてです。 本案は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律及び成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律により、地方公務員法が一部改正されたことに伴う整備、その他所要の整備を行うものです。 本案に対しては、討論において、議案第72号と関連した改正であり、退職手当の支給対象からパートタイムの会計年度任用職員を除くことは、非正規職員であることを理由に差別的な取り扱いをすることであるとの反対討論がなされましたが、採決の結果、冒頭申し上げましたとおり、賛成多数をもって可決すべきものと決定しました。 以上が、本委員会における審査の概要です。 その他の議案につきましては、本席から特に御説明申し上げる事項はございません。 よろしく御審議くださるようお願いしまして、総務財政委員会の報告を終わります。 ○議長(射場博義君) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより、討論、表決に入ります。 まず、議案第71号、第75号、第76号及び第86号の4件を一括議題といたします。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 ただいま議題となっています議案4件は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立全員です。 よって、議案4件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第72号宇部市会計年度任用職員の給与等に関する条例制定の件を議題といたします。 討論はありませんか。 ◎8番(芥川貴久爾君) おはようございます。令心会の芥川貴久爾でございます。会派を代表し、議案第72号宇部市会計年度任用職員の給与等に関する条例制定の件に、反対の立場から討論をいたします。 この議案は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律により、会計年度任用職員の給与等について条例を制定するものであります。この条例案の第6条第2項によると、通勤手当の額は市規則で定めるとなっており、市規則に委任をしています。また、地方自治法第204条第3項では、給料、手当及び旅費の額並びにその支給方法は条例でこれを定めなければならないとなっており、この条例案は地方自治法に規定する給与条例主義、すなわち議会による民主的な統制の要請に照らし、職員の給料や手当の額については規則等に委任することが許されないという大原則に反しています。 一方、市施行規則によると、第11条、条例第6条第2項に規定する通勤手当の額は、給与条例第11条第2項の規定の例によるということで宇部市職員の給与に関する条例を市施行規則案でわざわざ引用しています。なぜ直接本条例で規定をしないのか理解に苦しむところであります。 また、国において、現行の臨時的職員及び非常勤職員から会計年度任用職員の移行に当たっては、不利益が生じることなく適正な勤務条件の確保が行われなければならないとの附帯決議がなされております。この条例案については、不利益が生じないための経過措置がなく、国の附帯決議が担保されていない状況であります。この条例は、令和2年4月1日からの施行となっており、早急に改正をすれば、事務的には支障がないし、事実行為として事務を進められても問題はないと考えております。 以上、反対の討論といたします。 ○議長(射場博義君) ほかにございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 議案第72号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立多数です。 よって、議案第72号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第73号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の制定に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件を議題といたします。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 議案第73号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立多数です。 よって、議案第73号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第74号宇部市職員の退職手当に関する条例中一部改正の件を議題といたします。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 議案第74号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立多数です。 よって、議案第74号は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △日程第5議案第53号から第70号までについて(予算決算委員会委員長報告、質疑・討論・表決) ○議長(射場博義君) 次に、日程第5、予算決算委員会から報告のありました議案第53号から第70号までの18件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。笠井予算決算委員長。    〔23番 笠井 泰孝 君 登壇〕 ◎23番(笠井泰孝君) ただいま議題となりました議案第53号平成30年度宇部一般会計歳入歳出決算認定の件外17件について、付託されました予算決算委員会の審査の結果及び審査の概要を御報告申し上げます。 まず、審査の結果としては、議案第54号、第55号及び第59号から第70号までの14件は全会一致をもって、また、第53号及び第56号から第58号までの4件は賛成多数をもって、本日お手元に配付の委員会審査報告書に記載のとおり、認定または可決すべきものと決定いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 まず、議案第53号から第65号までの平成30年度一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定議案についてです。 本委員会は、後期全体会において、付託された決算認定議案に対し、市長を初め副市長、上下水道事業管理者及び交通事業管理者並びに常勤の監査委員からそれぞれ説明を聴取した上で、一般会計、特別会計決算総括説明及び概要説明並びに一般会計、特別会計決算に係る審査意見、一般会計歳出決算、一般会計歳入決算及び特別会計決算、企業会計決算及び企業会計決算に係る審査意見の4つに区分して、鋭意審査を行いました。 それでは、審査の過程でなされた質疑のうち、主なものについて申し上げます。 まず、一般会計、特別会計決算総括説明及び概要説明並びに一般会計、特別会計決算に係る審査意見に対しては、経常収支比率の上昇要因と今後の傾向についてただしたところ、平成30年度における経常収支比率は93.8%であり、平成29年度に対し0.4%ポイント上昇しているが、この要因としては、分子となる経常経費充当一般財源が約3億7,000万円、1.1%増加した一方で、分母となる経常一般財源収入が約2億1,000万円、0.6%の増加にとどまったことによるものである。 経常経費充当一般財源では、物件費、維持補修費が約3億6,000万円増加しており、その主な要因は、ごみ焼却施設管理運営経費の機械保守点検委託や維持補修費、ごみ焼却施設に係る修繕料及び小中学校に係る施設改善の増などである。 今後の傾向としては、収入である税等は、近年若干の上昇傾向にあるが、支出は、物件費、維持補修費のほか、扶助費などが、今後伸び続けていくと考えられることから、経常収支比率を一挙に減少させるのは難しいが、少しでも改善できるよう、収入、支出両面にわたって努力していきたいと考えているとの答弁がありました。 このほか、・有形固定資産の計上額の考え方について・有形固定資産減価償却率の推移について・公共施設の更新に備えるための基金について・自主財源の確保のための新たな取り組みについて・観光客数の算出根基についてなどに関する質疑がありました。 次に、一般会計歳出決算に対しては、まず、平成30年度における移住・定住の促進に係る事業の実績と効果についてただしたところ、平成30年度での本市への移住者数の実績は997人、そのうち県外からの移住者は402人であり、この数字がすなわち移住・定住促進事業を展開した効果であると考えている。 移住・定住の推進に当たってはさまざまな事業に取り組んでいるところであるが、このうち移住希望者への各種助成の実績としては、引っ越し費用や賃貸住宅等の仲介手数料などを助成するUIJターン奨励助成金に係る申請は78件、人数にして159人、また、医療、福祉、保育、建設、ICT分野の人材を本市に呼び込むことを目的とした専門人材誘致家賃助成金に係る申請は25件、人数にして38人であった。 一方、中山間地域への移住者数の実績は、49人、32世帯であり、そのうち県内からは31人、19世帯で、移住元としては山陽小野田市、防府市、周南市、美祢市、光市、山口市、長門市となっており、県外からは18人、13世帯で、移住元としては関東、東海、東北、関西、中国、九州の各地方となっている。 また、平成30年度における中山間地域への移住に関連した相談の受付件数は、市役所本庁での相談窓口、北部地域振興課、東京・大阪の移住セミナー等を合わせて延べ280件であり、北部地区の住宅情報バンクによる成約件数は11件、そのうちの5件は農地つきの物件であったとの答弁がありました。 次に、バイオマス産業都市構想推進経費に関し、生ごみバイオガス発電事業の現状と今後の見通しについてただしたところ、これは、バイオマス産業共創コンソーシアムに係るプロジェクトの1つとして《平成28年度》(《 》は293ページで訂正)から実施しており、平成30年度までに、国や市、事業者それぞれの負担を合わせた約3,700万円で推進してきた事業である。 その中で行った、日量50キログラムの生ごみを処理する小型プラントでの実証事業の結果としては、発電量は極小であった一方で、副産物である液肥は有効な利活用についての可能性が見られた。 これらの結果を受け、現在の小型プラントを実装とし、現時点で新たなプラントは建設せず、今後は、ごみ焼却施設の更新にあわせ、さまざまな手法とともに検討していくこととしている。 なお、当該コンソーシアムは、令和元年度で一旦区切りをつけることとしているので、コンソーシアムに係る各プロジェクトの今後については、その時点での結果をもって最終的に判断したいと考えているとの答弁がありました。 このほか、・市制100周年記念市民プロジェクト支援に要した経費の使途について・通話録音装置の利用者拡大について・地域振興費に係る負担金補助及び交付金に不用額が生じた理由について・固定資産台帳の精査について・潜在的待機児童解消のための対策について・保育士トライアル雇用奨励費補助金の利用が少なかった理由について・バイオマス産業都市推進事業における竹資源活用について・うべ産業共創イノベーションセンター志の運営状況について・求人情報発信支援事業費補助金の効果について・ときわ公園活性化推進業務の効果について・桃山都市再生整備事業の財源内訳及び事業内容と進捗状況について・ブロック塀等安全対策事業の進捗状況について・小中学校施設バリアフリー化事業の進捗状況について・ICT教育推進経費の財源内訳及び当初予算額と決算額の差異についてなどに関する質疑がありました。 次に、一般会計歳入決算及び特別会計決算に対しては、介護保険事業特別会計に関し、見守り安心コールサービス事業に係る利用者の状況についてただしたところ、本事業は、65歳以上のひとり暮らしの高齢者等を対象に、緊急通報装置を利用して、家庭内の事故通報や健康相談に24時間365日適切に対応できる看護師等の専門職を配置した受信センターにつなぎ、見守り体制の充実を図るものである。 利用者の状況としては、平成29年度が1,232人、平成30年度が1,167人で、減少傾向にある。 本事業は委託事業であるため、機器の設置時等に市職員が利用者宅を直接訪問することはないが、個別の事情で関わりが必要な方については、今後も適切に対応していくこととしているとの答弁がありました。 このほか、・ふるさと応援寄付金の当初予算額と決算額の差異について・学校給食費収入の公会計への移行について・前期高齢者人口に占める要介護認定者の割合の推移について・国民健康保険事業の都道府県単位化に伴う保険料への影響について・国民健康保険の保険者努力支援制度に係る取り組みについて・国民健康保険被保険者資格証明書及び短期被保険者証の発行状況について・後期高齢者医療保険料の滞納状況について・中央卸売市場の運営状況について・地方卸売市場の施設整備工事の内容とその財源についてなどに関する質疑がありました。 次に、企業会計決算及び企業会計決算に係る審査意見に対しては、交通事業会計に関し、貸切バスの稼働率と運転士不足の要因についてただしたところ、平成30年度における貸切部門のバスの在籍数は10台で、その稼働率は37.2%となっている。貸切バスの運行は、元来収益性の高い事業であるものの、必要な運転士数を充足できないことが稼働率の低迷を招いている。 運転士不足の要因としては、大型二種免許の取得者自体が少ないこと、運転業務は長時間勤務を余儀なくされること、待遇面で正規職員と嘱託職員との間に格差があることが挙げられる。 大型二種免許については、平成24年度から、取得に係る費用の一部を助成する制度を設けているところであり、この制度による免許取得者数は、平成24年度が4名、平成25年度が3名、平成27年度が3名、平成28年度が3名、平成29年度が2名の計15名であるが、このうち、現在も職員として交通局に在籍しているのは2名程度である。 また、正規職員と嘱託職員の年収を比較すると、平成30年度においては、正規職員が約730万円、登用制度により嘱託職員から登用された正規職員が約460万円、嘱託職員が約350万円という状況である。 運転士の充足にはさまざまな課題があることから、今後は、バスの適正台数を検討していきたいと考えているところであるとの答弁がありました。 このほか、・水道事業の運営状況について・水道事業会計における退職給付引当金の算出根基について・交通事業に係る経営状況の改善について・交通事業におけるバスロケーションシステム及びICカードの有用性について・交通事業における貸切事業の営業内容について・交通事業において貸切事業を廃止した場合の乗合事業への影響について・交通事業における乗合事業と貸切事業の運転士の賃金体系についてなどに関する質疑がありました。 以上のような質疑を経て、各決算認定議案について採決を行った結果、冒頭申し上げましたように認定すべきものと決定いたしました。 なお、審査の過程において、委員から以下のような要望がなされましたので、申し添えます。・有形固定資産や減価償却費等バランスシートの数値を精査されたい。・KPIの算出方法について明示されたい。・障害者が自立生活できるよう、自立支援給付事業の充実に努められたい。・福祉なんでも相談員の人材を確保し、相談窓口体制の充実に努められたい。・保育士トライアル雇用奨励費補助金の周知を徹底し、保育士の確保に努められたい。・各種基金の使途について明確化されたい。・生活道路整備事業費の充実に努められたい。・里の尾3号線道路整備事業の早期完了に努められたい。・学校給食費収入の公会計への移行を早期に進められたい。・見守り安心コールサービスの利用者に対しては、市職員が直接訪問することによる対応を検討されたい。・国民健康保険料の滞納対策に当たっては、窓口での対応にとどまらず、臨戸訪問により当該者に直接接触する機会をふやすなど、積極的な対応に努められたい。 以上が、平成30年度一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定議案に係る審査の概要です。 次に、議案第66号令和元年度宇部一般会計補正予算(第3回)外4件の補正予算議案について、審査の概要を申し上げます。 これらの補正予算議案については、本委員会の前期全体会において関係部局から概要説明を聴取した上で、担当分科会に送付いたしました。 その後、各分科会での慎重なる審査を経て、後期全体会において、各分科会から、担当事項について審査経過の報告を受けました。 以下、各分科会からの報告のうち、主なものについて申し上げます。 議案第66号令和元年度宇部一般会計補正予算(第3回)についてです。 これは、歳出については、国の委託金を活用した自治体行政スマートプロジェクト等に係る電算開発委託料や令和元年10月から開始された幼児教育・保育の無償化に係るシステム改修のほか、6月及び7月の集中豪雨による災害復旧費並びに前年度決算額の確定に伴う財政調整基金積立金などを補正し、歳入については、収入見込額に合わせ、普通交付税や寄附金を、また、歳出に伴う国・県支出金や市債のほか、平成30年度決算額の確定に伴う繰越金などを補正するものです。 本案については、まず、総務財政分科会において、市債のうち臨時財政対策債が減額となっているが、当該減額分の2,490万円は今後使用可能であるかただしたところ、臨時財政対策債については、7月に示された国の算定結果により、当初予算で見込んでいた20億1,300万円よりも少ない19億8,810万円となったため、今回はその差額を減額補正するものであり、算定の限度額いっぱいまで発行する見込みであるので、これ以上の残余はないとのことでした。 次に、文教民生分科会において、大型空き店舗活動こども・若者交流促進経費で実施する事業の目的についてただしたところ、これは、旧山口井筒屋宇部店でイベントを開催することにより、中心市街地の活性化につながるような取り組みを行うものであり、若者や子育て世代など多世代が交流できる場所としてにぎわい創出を図りたいと考えている。イベントの開催に当たっては、子育て支援団体等にも協力を求め、親子が気軽に参加できるような魅力ある多彩な催しを企画することとしているとのことでした。 次に、産業建設分科会において、交通政策推進経費のうち、次世代交通システム実証運行委託料の概要についてただしたところ、これは、国土交通省から選定を受けた「グリーンスローモビリティ」と「AIを導入したオンデマンド型乗合いタクシー」の2つの実証実験を実施するものである。委託の内容としては、電動で、時速20キロメートル未満で公道を走るグリーンスローモビリティの位置情報がスマートフォンで確認できるシステムの構築と、定時定路線よりも柔軟な運行が可能となるAIを導入したオンデマンド型乗合いタクシーを2地域で運行することについての委託である。 なお、グリーンスローモビリティは中心市街地で、AIを導入したオンデマンド型乗合いタクシーは東岐波地域と空港・ときわ公園エリアでの運行を考えているとのことでした。 各分科会から以上のような報告を受けた後、採決を行った結果、冒頭申し上げましたように可決すべきものと決定いたしました。 以上が、補正予算議案に係る審査の概要です。 その他の議案については、本席から特に御説明申し上げる事項はありません。 よろしく御審査くださいますようお願いし、予算決算委員会の報告を終わります。 ○議長(射場博義君) 笠井予算決算委員長。 ◎23番(笠井泰孝君) 済みません。今の発言の中でバイオマス産業都市構想推進経費に関して、プロジェクトの実施が平成28年度と発言してしまいましたけれど、平成27年度からということが正解でございます。訂正しておわび申し上げます。 ○議長(射場博義君) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより、委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより、討論、表決に入ります。 まず、議案第54号、第55号及び第59号から第65号までの9件を一括議題といたします。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 ただいま議題となっています議案9件は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立全員です。 よって、議案9件は認定することに決定いたしました。 次に、議案第53号平成30年度宇部一般会計歳入歳出決算認定の件を議題といたします。 討論はありませんか。 ◎9番(時田洋輔君) 日本共産党宇部市議会議員団の時田です。 それでは、会派を代表いたしまして、議案第53号平成30年度宇部一般会計歳入歳出決算認定の件について、反対を表明し、討論します。 平成30年度一般会計予算に対する討論で、私たちの会派は、市民生活を応援する市政運営への転換や雇用は正規が当たり前の社会の実現を求めてきました。予算では一定の前進が見られる部分もあるが、全体としては国の施策に沿ったメニューの重点化が掲げられ、コンパクトシティーという名の大型開発やインバウンド頼みの市政運営が続けられようとしている。こうした予算で本当に安心して住みたくなるようなまちが期待できるのか。イベントによる集客も限界に来ているし、職員の負担もピークに達している。住民の命と健康、暮らしを守るという地方自治体本来の役割をしっかり自覚した市政運営への転換を強く求める、このように指摘いたしました。 その観点から、平成30年度一般会計決算を見てみますと、まず、国の施策に沿ったメニューの重点化に関しては、国の施策である地域共生社会推進では、福祉なんでも相談窓口を社会福祉法人等に委託し、さらに相談員には専門資格の保有を義務づけないなど、国が進める社会福祉の公的責任を後退させ、社会福祉法人や地域住民に任せようとするものになっていました。 次に、イベントに関しては、ときわ公園でも平成30年度も多くのイベントが行われましたが、入園者数は横ばいになっており、イベント頼みの集客には限界が来ていることが明らかになったと同時に、職員の多大な負担が伴っていることも明らかになりました。イベントの集客に関しては、経済波及効果を目的としていると御答弁ありましたが、その一方で、経済波及効果が高く、住民の健康や暮らしを守るという点でも効果的な住宅リフォーム助成制度は、平成30年度すぐに予算に達したにもかかわらず追加で実施はされず、さらには令和元年度では実施すらされていない状況です。 住民の命と健康、暮らしを守るという点では、根本的な待機児童対策が行われず、平成30年度も待機児童を出してしまいました。 また、高過ぎる国民健康保険料の軽減のための繰り出しは行われず、高過ぎる保険料の改善も行われませんでした。 以上述べた理由により、本議案に反対を表明いたします。 改めて市民の命と健康、暮らしを守るという地方自治体本来の役割をしっかり自覚した市政運営への転換を強く求め、討論を終わります。 ○議長(射場博義君) ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 議案第53号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立多数です。 よって、議案第53号は認定することに決定いたしました。 次に、議案第56号平成30年度宇部介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定の件を議題といたします。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 議案第56号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立多数です。 よって、議案第56号は認定することに決定いたしました。 次に、議案第57号平成30年度宇部国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定の件を議題といたします。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 議案第57号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立多数です。 よって、議案第57号は認定することに決定いたしました。 次に、議案第58号平成30年度宇部後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定の件を議題といたします。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 議案第58号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立多数です。 よって、議案第58号は認定することに決定いたしました。 次に、議案第66号から第70号までの5件を一括議題といたします。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 ただいま議題となっています議案5件は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立全員です。 よって、議案5件は原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △日程第6意見書案第1号……(総合審議) ○議長(射場博義君) 次に、日程第6、意見書案第1号厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。山下節子さん。    〔17番 山下 節子 君 登壇〕 ◎17番(山下節子君) ただいま議題となりました意見書案第1号について、提案理由を申し上げます。 本意見書案の趣旨、内容につきましては、お手元に配付の意見書案のとおりであります。 以下、朗読をもって説明にかえさせていただきます。 意見書案第1号厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書 地方創生の推進とともに、加速する人口減少社会への対応が、我が国の将来にとって喫緊の政治課題となっている。地方議会の果たすべき役割と責任は、ますます重要となる。 このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について住民の意向をくみとり、的確に執行機関の監視や政策提言等を行うことが求められている。 また、地方議会議員は、議会活動のほか地域における住民ニーズの把握等様々な議員活動を行っており、近年においては全市的に専業化が進んでいる。 一方、今日では、就業者に占めるサラリーマンの割合は約9割にも達し、地方議会議員のなり手もサラリーマンからの転身者が増加している。 地方議会議員が厚生年金に加入できるようになれば、民間会社の社員等が議員に転身しても切れ目なく厚生年金の適用を受けることができ、老後や家族を心配することなく選挙に立候補できる環境が整うことになる。多様で有為な人材の確保に大きく寄与すると考えられる。 よって、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保の観点から、厚生年金への地方議会議員の加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和元年10月3日宇 部 市 議 会 以上であります。 よろしく御賛同賜りますようお願いいたしまして、提案説明を終わります。 ○議長(射場博義君) 以上で、提出者の提案理由の説明は終わりました。 これより、質疑に入ります。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっています意見書案第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。 これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 これより、討論に入ります。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより、採決いたします。 意見書案第1号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(射場博義君) 起立全員です。 よって、意見書案第1号は、原案のとおり可決されました。──────────────────────────────────────── △日程第7議員派遣の件 ○議長(射場博義君) 次に、日程第7、議員派遣の件を議題といたします。 お諮りします。 会議規則第166条の規定により、お手元に配付のとおり、議員を派遣したいと思います。 これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) 御異議なしと認めます。 よって、お手元に配付のとおり議員を派遣することに決定いたしました。 なお、ただいま議決した議員派遣の内容について、諸般の事情により変更が生じる場合には、その措置を議長に一任願いたいと思います。 これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(射場博義君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。──────────────────────────────────────── ○議長(射場博義君) これで令和元年9月(第3回)宇部市議会定例会を閉会いたします。───── 午前11時3分閉会 ─────   (副市長から、退任挨拶があった)──────────────────────────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   令和元年10月3日               宇部市議会議長   射 場 博 義              宇部市議会議員   新 城 寛 徳              宇部市議会議員   藤 井 岳 志...